まさか、僕にとって『ショーシャンクの空に』を上回る映画が現れるとは…。
その映画のタイトルは『男が女を愛するとき(When a Man Loves a Woman)』1994年公開。
衝撃的だった。
5年前に観ていたら「あんまり面白くない」の一言で終わっていたかもしれない。
27歳になって、遠距離恋愛が6年になって、
将来の夢と将来の家族のバランスなんてことを真剣に悩むようになって…
今だから、ここまでに感動したこの映画。
映画は好きで、特にヒューマンドラマやラブストーリー(ラブコメ含む)が好き。
でも、この映画ほど心を揺らされる映画は初めてでした。

初めは「メグ・ライアンめっちゃいいな~」なんて気楽に観ていたのですが、
だんだんと物語の中にのめり込んでいき…
いつのまにか、主人公の二人と共に悩み共に悲しみ共に葛藤し共に喜ぶ自分がいた。

愛している(と思っている)のに、アリス(奥さん)のありのままを理解し愛し合うことが出来ないマイケル(夫)。
目の前のアリスの傷つき“変わってしまった”心の声を聞くことが出来ず、
自分の中の“理想のアリス”の姿に向かって話しかけているマイケル。

マイケルの心の動きが痛すぎるほど良く分かる。
アリスの心を理解したくても、どうしても出来ないもどかしささえも共感。

今回は、アリスより、マイケルの立場で観てしまったんだけど、
次は、アリスの心の動きをしっかりと観たいと思う。

この映画は、気楽にオススメ出来るものではないけれど、
観る人が観たら本当に感動します。