随分と古い話になるけど、
僕が幼少の頃は(性格はともかく)頭の回転の速い子で周りを驚かせた(らしい)。
好奇心が子どもの中でも一際旺盛だったからかと思う。
(性格はともかく)そんな僕を見て、親は「末は博士か大臣か。」
などと思ったこともある(らしい ^^;;;)

そうゆう期待は子ども心に伝わったし、何となく嬉しかったもんです。

ただ、その期待は誰から見ても明らかなまでに崩壊します。

中学後半から高校前半にかけてものすごく中途半端にグレました。
高校3年間は勉強らしいことを全くせず、浪人。
翌年、なんとか私立文系の大学に受かったとき、
「もう一度、人生頑張りたい」と思ったのでした。
ちなみに、その頃には反抗期は完全に過ぎ去った過去で、
心配をかけた両親に少しでも報いたいと思ったのもこの頃。

頑張るときたらいつだって「夢に向かって」が枕詞です。
“夢”ってなんだろうか。
友達と毎日を楽しむことだけを目標にしていた僕は、
「夢がある奴がうらやましい」って状況でした。
そんな時、直感的にぶち上げた夢が「国連で働く」というもの。

それを話したら、両親はまた喜んでくれました。
親バカというより、親心ってものに感謝です。

ともあれ、大学に入り、「国際連合研究会」という真面目なクラブに入り、
ディスカッションし、プレゼンし、展示活動をし、国際問題の基礎を学びました。
国際問題の現実の厳しさもさることながら、
国際問題に向き合って生きていく人生の厳しさも知りました。

なんだか「国連職員になりたい」って台詞が、
相変わらず現実的じゃない自分らしさを証明しているようで恥ずかしくなってきて。。。
現実なんてのは知り尽くした上で、変えていくことが出来るのに。
夢破れて山河あり。
国連職員への重要ステップである海外大学院留学を諦め、
卒業後は証券会社に就職。

そして、退職。
27歳にして、国内大学院へ。
国連職員採用への登竜門であるJPO(アソシエート・エキスパート等
派遣候補者選考試験<外務省主催>)の年齢制限は35歳。

必要とされることは、
・語学力 英語もしくは仏語で職務遂行が可能であること
・学位 修士号以上の学位があること
・専門性 学位取得分野での勤務経験など
(以上、外務省の関連HPより)

現状は
・語学力 英語はあと少し、フランス語は超初心者、その他の国連公用語は中国語とスペイン語をかじった程度。
・学位 早くて2年後には名大の国際開発の修士、だけど海外の有名大学を卒業した「即戦力」には敵わない。
・勤務経験 これは僕の場合は途上国での開発経験が問われているのだけれど、勤務経験はおろか途上国に足を運んだことも無い状態。

まだまだ、道のりは厳しい。
国連職員になること自体がゴールでもない。
でも、それにはきちんとこだわりたい。

その為に、今年為すべきことは、
春 インドでNPOの農村開発スタディーツアーに参加
夏(5月半ばから7月半ば) 国連機関でインターン
秋 青年海外協力隊(JOCV)の地域開発で南アジアかアフリカへの派遣を勝ち取る。
冬 今年の勉強の総仕上げ

来年はJOCV派遣で途上国へというのが非常に重要なポイント。
これを逃すと「途上国での勤務経験(通常2年以上)」を得ることが難しい。
語学力、専門性(!)を磨きながら、頑張っていきたい。

民がため 使う命に 誇りあり 皆が授けし この身なりせば